校正規格

校正における規格の役割

インストロンの校正サービスでは、材料試験機の校正と検証を行っていますが、適用可能な場合、ISOやASTMなどの国際的に認められた規格に従います。材料試験機器の検証の大部分の要素をカバーする、多くの規格があります。

なぜ、規格を使うのでしょうか?

校正を行うにあたり、国家のまたは国際的な規格に従う、大きなメリットの1つは、世界中から集められた専門知識を使って開発された、最高の実施方法が得られるからです。そのような規格に規定された許容基準は、産業界や国家または国際的なコンセンサスにより合意され設定されています。

適用可能な規格があるメリットは、校正業者がそのような規格に従うことによって、試験機器が国際的に認められた方法によりチェックされ、試験結果が世界中で受け入れられることが保証されることです。

規格が存在しない分野では、認定された校正室が、校正業務をカバーする自らの手順を作り、NVLAPやUKAS、COFRACなどの認定機関に提出してそれらの機関から承認を得ることになっています。この手順が、国際試験所認定協力機構(ILAC)の会員から承認されれば、校正業務は高い標準にあると確信することができます。ILACは、世界中の認定機関と校正室の間で、高い標準を維持することを保証する国際機関です。

材料試験において、どの校正規格が重要なのでしょうか?

インストロンの校正サービスは、お客様の地域的なニーズに適した規格や国際的な規格に従って、全ての材料試験システムを校正することができます。

インストロンの校正室が実施できる、認定された検証業務は、次の通りです。

・UKAS認定のインストロンの校正室による、全ヨーロッパの校正業務

・NVLAP認定のインストロンの校正室による、全アメリカと全アジアの校正業務

・NATA認定のインストロンの校正室による、オーストラリアの校正業務

インストロンの校正業務はどのように信頼できますか?

インストロンの校正室は認定されているとともに、試験室および校正室に求められる能力と要求を規定する国際的に認められた規格であるISO17025に、完全に準拠しています。校正室は正式な組織を構成していなくてはならず、このような厳格な要求に適合し、継続的な遵守の証拠を示すために、認定機関からの定期的な監査を受けなければなりません。

NVLAPやUKAS、COFRACなどの認定機関は、国家ごとに設置されていますが、全てILACに所属しています。

何故、自らのシステムを校正し、自身の手順を使うことができないか?

もし、ご自分の機器を検証できる、適切な参照デバイスを持っているなら、ご自分のシステムを校正することができます。しかし、校正はお客様のニーズに適したものでなければなりません。また、校正を行うには、材料試験仕様、契約、品質ポリシーの内容を確認することが必要になり、校正に関する要求や頻度が指示されているかも知れません。同じように、お客様の顧客が、お客様自身で実行可能なレベルよりも、高いレベルの校正を求めているかも知れません。例えば、参照デバイスは国家規格にトレーサビリティを持っている必要があり、その結果、上級の校正室による特定の規格に従って定期的に検証を受けなければなりません。校正しなければならないシステムが数多くないかぎり、自ら校正するのは経済的ではありません。