ASTM E23には、ノッチ付き棒状金属試験片に関する衝撃試験が規定されています。この規格は、シャルピー方式とアイゾット方式の試験を扱い、破壊された試験片に吸収されたエネルギーを測定する試験方法の概要を説明しています。ここでは、サブサイズ試験片に関するシャルピー試験を紹介します。シャルピー試験では、両端を(水平状態に)支持したノッチ付き金属試験片のノッチ部に対して、アンビルを衝突させることにより破壊する必要があります。この図(右下)には、シャルピー試験の試験構成を図示しています。

この試験に関してインストロンでは、シャルピー試験用に設計されたSIシリーズ振子型衝撃試験機を選びました。この試験では、材料の制約により標準サイズのシャルピー試験片を用いることができませんでした。そこでサブサイズ試験片を用いて試験を行うため、ASTM E23付属書A3を参照しました。小型のシャルピー試験片に適応させるため、インストロンではさまざまな試験片支持装置を用いました。以下のサブサイズ試験片に適応させるため、インストロンでは支持ブロック(カッコ内)を供給することができます。
  •  2.5 mm x 10 mm(部品番号W-3594)
  •  5 mm x 10 mm(部品番号W-3595)
  •  7.5 mm x 10 mm(部品番号W-3596)

特別なサブサイズの厚さに適応する支持装置も製作することができます。試験片支持装置を取り付けて、小型のシャルピーサンプルに荷重をかけ、ハンマーを上昇させて試験準備を完了しました。レバーを用いてハンマーを放し、試験片を破壊しました。ダイヤル上の数値を読み取ることで試験中に吸収されたエネルギーを測定しました。データ収集ユニットを用いることで、替わりにSI単位を使用することができます。

ASTM E23の要求事項を完全に理解するために、インストロンでは、ASTM E23を検討されることを推奨します。小型のシャルピーサンプルの試験に関する説明はASTM E23付属書A3に記載されています。

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