アクスル試験装置

課題

axle test

市場化までの開発期間短縮の要求が強まるに伴い、モジュールレベルでの試験の必要性が高まっています。アクスルの開発は、車両のプロトタイプができる前に、設計の評価が可能な分野の1つです。アクスル完成品は、サブフレームやステアリングシステム、ドライブシャフト、スタビライザー、ブレーキ、アクティブ部品等も含め、実走行条件を正確に再現し、耐用年数を評価するため、路面入力やひずみ、加速、車両制御信号を用いてシステムとして試験されなければなりません。電気自動車の開発により、アクスル設計に駆動モーターが導入され、さらに課題が拡大するとともに、駆動やブレーキのトルク、駆動反力、モーター重量、制御システム等の挙動をシミュレーションする必要性が生じています。

インストロンのソリューション

axle test

開発技術者は、インストロンの乗用車用および商用車用アスクル試験システムを利用して、アクスルモジュール全体について、路面入力を再現することができます。スピンドルカップリング方式になっていますので、各々の車輪に対して、全6軸の力と変位を負荷することができます。更に、ステアリング入力やエンジンマウントシミュレーション、スタビライザーのようなアクティブ部品の制御等の、制御軸を取り込むことができます。アクスルは、車両の取付け箇所を再現した支持フレームに設置され、ホイール6分力計や他のセンサからのデータを使うことにより、耐久性サイクルの加速試験を実行し、アクスルモジュールの耐用年数を評価することができます。オンライン・モニタリングと試験後の結果解析に必要な、解析ソフトウェアがセットで用意されています。インストロンのアクスル試験システムは、高性能な動特性を低い投資コストで実現するので、開発プロセスにおいて有用な設備です。

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