軟組織の試験

課題

Skin

皮膚や腱、靭帯、他の軟組織の試験には、多くの課題があります。これらの組織の試験片は傷つきやすく、低荷重で破断します。試験片は小さく滑りやすく変形しやすい性質を持っていることから、軟組織をグリップすることも課題になります。さらに、軟組織は粘弾性があり、材料特性を正しく把握するためには、しばしば正確な伸びやひずみの測定が要求されます。特に、生体内(in vivo)条件で軟組織を試験する必要があるときは、体温中かつ浸水状態で試験することが要求されます。その場合、試験システムの壊れやすい電子部品を損傷しないように、試験装置および治具には耐食性と防水性が必要です。 

インストロンのソリューション 

Soft Tissue Testing

生理学的条件で試験する場合、インストロンのバイオバスは試験片を生理食塩水において完全に浸水状態にし、かつ37℃に保つことができるので理想的です。バイオバス は閉ループ系で温度制御および測定を行っており、試験片温度を正確に追跡して、機械試験データとともに試験システムのソフトウェアに直接データ転送できます。最大圧力90PSIまで調節可能で一貫したクランプが確保できる空気圧式グリップが推奨されます。滑りやすい生体材料の試験片を正しくグリップするためには、高い摩擦力をもったフェース表面が必要です。滑りを防止するため、グリップ面にサーフェロイ(Surfalloy)と呼ばれる高摩擦処理した金属を使用することを推奨しますが、細かい目のサンドペーパーも有効な手段です。漏れまたは飛散するような試験片の場合、BioCoatのような防水カバーがシステムの電子部品を損傷から保護するのに効果的です。