引張と圧縮試験のための高精度手動式ウェッジグリップ

概要

アライメント感受性の高い引張試験用途には、インストロンの新しい「高精度シリーズ手動式ウェッジグリップ」は正確で反復可能な信頼性あるグリップが提供できます。このグリップは、荷重の増加を最小に保ち優れた反復精度を確保できるように、実績を有するグリップフェースが水平に移動可能な「移動グリップ」方式を採用しています。適切なアダプターを用いていただければ、このグリップは圧縮試験に適しているので、潤滑油を交換することなしに-80℃から+250℃までの温度範囲で使用することができます。

アライメント

100 kNから250 kNの荷重容量を有するこのグリップは、Nadcapの最大曲げ要求条件によって支配されるようなアライメントが最優先される用途向けに特別に設計されています。
このグリップは厳しい寸法公差に入るように機械加工されていて、左右、表裏とも対称になっています。また、このグリップにはX-Yアライメント用にフローティング式ベースが装備され、高度に反復可能な試験用に回転防止機能が提供されています。適切な付属品(工場に確認してください)とともに適切な荷重フレームを用いることにより、このグリップはNadcap AC7101(金属)またはAC 7122(複合材)を満足することを保証します。

特長

  • アライメント向けの製品
  • 高精度ウェッジグリップには、X-Y平面において下部のグリップをわずかに調整することで、ユーザーが上下のグリップのアライメントを互いに調整することが可能なフローティング式ベースが備わっています。

  • フロントローディング方式
  • 平板の試験片は、グリップの前面から簡単に取り付けられます。

  • 容易なクランプ機能
  • グリップの前面には、開閉するため標準の1/2インチメス駆動機構が装備されています。内部の「ウォームギア」により高倍率のトルクを生み出し、試験片をクランプで締めたりクランプを外す際に小さいトルクしか必要としません。さらにギア比は、クランプで締めたりクランプを外す際にハンドルを1、2回しか回転しなくて済むようになっています。

  • 取り外し可能なハンドル
  • .メス駆動のソケットにより、試験の前後にクランプ用の工具を取り外すことができるようになっています。したがって、大気温度以外の試験においてもハンドルはいつも室温(チェンバーの外)に保たれ、高温または低温における試験時のグリップ操作がより安全に保たれています。

  • 圧縮試験
  • このグリップは引張試験用に設計されているにもかかわらず、適切なアダプターを用いることで圧縮試験にも使用することができます。「ピギーバック式」圧縮プラテンとアダプターを用いて圧縮用取付け具と下部ロードセルを順次取り付けることができるため、段取りのたびに重いグリップを取り外す必要がなくなります。

  • 広い温度範囲
  • このグリップは、潤滑油を交換することなしに-80℃から+250℃までの温度範囲にわたって使用することができます。

  • ごみの混入防止
  • 炭素繊維または腐食/表面材料によりグリップ機構の汚れを防止するため、特殊なシールが組み込まれています。グリップの表面はクリーニングが容易にできるため、高い頻度の使用に適するとともに、保守性のよい製品となっています。

  • 容易な固定具フェースの交換
  • この250 kN高精度グリップは、フェースの交換を容易にするため、ばね仕掛けのピンを有する固定具フェース移動装置を使用しています。

  • 試験片停止装置
  • .堅牢で機械加工された試験片停止装置は、もっとも過酷な用途に対して反復可能な試験片の位置決めを確実にできるように設計されています。