ASTM D1621-04aでは、硬質発泡プラスチックとくにエキスパンデッドプラスチックスの圧縮特性の測定に関する試験条件を規定しています。硬質発泡プラスチックは、防音及び断熱用材料として典型的に建設業界において使用されます。この規格に引用されている計算項目には、降伏点、圧縮強さ、圧縮弾性率があります。
この用途向けに適したシステムは、5 kNから30 kNの負荷容量をもつ圧縮プラテン(板)を装備した5500シリーズの電気機械式試験機です。この圧縮プラテンの平行度は重要であり、剛体プラテンに加えて、球面座方式の圧縮プラテンを利用することを推奨します。この取付具のもつ自動調整機能によって、プラテンと試験片との接触面積は最大になります。回転座は、可動クロスヘッドの計器ベースあるいはロードセルに取り付けられたプラテンに設置することができます。偏心負荷の影響が出るかもしれませんが、それを減らすために回転座はむしろ計器ベースに設置することが望まれます。
2枚の圧縮プラテンを用いる場合には、このシステムのコンプライアンスに起因する誤差を最小とするため、線形可変変位変成器(LVDT)のようなひずみゲージ装置を使用することを推奨します。しかしながら、負荷フレームコンプライアンスの修正計算を組み込んでいるBluehillソフトウェアをお客様が使用している場合には、たわみ計は必要ではありません。
試験を容易にするためには、試験片どうしのギャップを10 mmから30 mm残します。こうすることで、迅速かつ容易に使用済み試験片を取り外して新たな試験片をセットすることができます。Bluehillの予荷重機能により、所定の荷重で試験片が正確に接触するように上部圧縮プラテンが自動的に下降します。この予荷重機能によりオペレータの作業量が減り、時間が節約され、精度が向上します。