ASTM E190、AWS B4.0、及びAPI 5Lは、溶接材料に関するガイド曲げ試験の要求事項を扱います。溶接部のガイド曲げ試験は、溶接部の変形能と溶接プロセスの効果の測定を補助する品質管理上の確認データを提供します。曲げ試験においては、溶接部を含む材料をその両端部を支持しながら試験機の中心部に載せます。そして180度の曲げを与えます。クラックあるいは欠陥があるかどうか、目視で試験片の引張側(下側)を検査します。これらの試験規格では、曲げ試験に必要な試験片ならびに試験の実施に必要な機器と手順が規定されています。
インストロンでは、ガイド曲げ取付け具を装備したデュアルスペースDXあるいはHDX荷重フレームの使用を推奨します。この装置は、溶接部に関する曲げ試験の要求をとくに満足するように設計されており、さまざまな試験片厚さに適応するため調整することができます。このデュアルスペースフレームでは、すべての引張試験の要求事項を上部の引張試験空間で実施することができる一方で、下部の圧縮試験空間では曲げ試験を実施することができます。
完全な曲げソリューションを完了させるためには、インストロンでは、3点曲げ試験を行う際に簡単な試験の段取りと容易な操作を提供する各種曲げ用途を含む材料試験ソフトウェアパッケージの使用を推奨します。このソフトウェアは、自動的に曲げの計算結果と試験データのプロットを作成します。先進サーボ制御電子回路は、応答性の高い試験の制御と正確なデータ収集を提供します。このソフトウェアに対しては、クラック測定の迅速でプッシュボタン式入力機能によりデジタル式ノギスから直接接続することも可能です。