ASTM D412では、型成形および型抜き成形エラストマーの引張特性を測定するための試験条件を規定しています。ゴムおよびエラストマーが示す伸張性のため、荷重を適用した際の正確な伸びの測定には、通常、伸び計が必要です。
従来は、これらの材料の試験には、接触式の高伸度伸び計が使われてきました。近年、インストロンの
標準ビデオ伸び計(SVE)などの非接触式伸び計は、たいていの場合、より効果的であることが分かっています。非常にデリケートな材料では、接触式伸び計は試験片の早期破壊を引き起こすこともあります。さらに、接触式伸び計自体の重量が結果に影響を及ぼすこともあります。非接触式伸び計は、ASTM D412に従って試験される多くの材料に加え、加硫ゴムや熱可塑性エラストマーなどに類似する材料に適したソリューションです。
伸び計の選択のほか、エラストマー材料をうまく試験するには、適切なグリップおよびフェースが必要です。概して、空気圧式サイドアクショングリップとヤスリ目フェースまたはゴムコートフェースの組み合わせが、好ましいグリップ構成となります。試験片が伸ばされたとき、一定のグリップ力を保つので、試験片のすべりを抑えます。また、自己締め付けグリップ(ローラーグリップなど)も、エラストマー材料の試験には適しています。
試験設定や手順、結果に関する要件などをしっかりご理解いただくために、ASTM D412を参照いただくことを推奨いたします。