シート状金属の引張試験アプリケーションでは、関連するASTMおよびISO試験規格の要求精度に適合するために、伸び計の使用が必要です。場合によっては、試験片が薄すぎて従来のクリップオン伸び計が使用できないこともあります。ナイフエッジにより試験片に高い応力集中が生じてしまったり、試験片に取り付ける伸び計の質量により早期破壊を起こしてしまうような、金属箔(< 0.020")を試験する場合などが、それにあたります。
インストロンの調べによると、金属産業の多くのお客様は、従来の接触式伸び計を使用しており、また結果の信頼性を信用しているため、これらのアプリケーションでビデオ伸び計はあまり使用されていないことがわかりました。伸び計技術の進歩は、金属試験を実施しているお客様に、弊社の
高性能ビデオ伸び計 (AVE)などの別の選択肢も提供しています。このソリューションは試験片の早期破壊を防ぎ、ナイフエッジの磨耗やひっかきなどのためのメンテナンスを減らすだけでなく、試験を簡単にし、生産性をも向上させます。アルミ薄片に対するAVEの精度と信頼性を検証するために試験を実施しました。
この試験では、
画角(FOV)200mmのレンズの付いたAVE、10kN
ロードセル、5kN
空気圧式グリップと
ヤスリ目フェースを取り付けた
5582型万能試験機を使用しました。0.2%オフセット耐力まで試験速度3mm/minで引張り、その後、破断まで速度25mm/minで引張りました。試験結果は
Bluehill®ソフトウェアで取得しました(この試験には金属試験モジュールが必要です)。
この構成で、全ての試験片で安定的にゲージ部に破壊が生じるように試験できました。この試験はひずみ測定におけるAVEの再現性と信頼性を示しました。さまざまなアプリケーションに活用できる可能性を持っています。