ドリルビットの作業中には、ドリルビットチップは繰り返し負荷と振幅振動を受けます。このような変動する負荷プロフィルは、多くの場合、最終的に大きな疲労破壊を生じる繰り返し応力を引き起こします。ドリルビットチップが確実に目的に適し、期待する使用寿命どおりの性能を示すためには、最悪のケースの下で圧縮とねじり負荷の組合せの下で対象部品の試験を実施しなくてはなりません。
インストロンでは、ドリルビット製造メーカーから特殊荷重ストリング取付け具の供給を受け、8874卓上型油圧サーボ試験システムに装備しました。この標準システムでは、最大25 kNと100 Nmの圧縮とねじり荷重の組合せを発生させることができます。下部のアダプターを下部のT-スロットテーブルに直接取付けました。このアダプターにはドリルビットの軸部を保持するチャック機能があります。この取付け具の上部は、直接2軸Dynacellロードセルに面しているカーバイドチップをクランプする機能を有しています。
ループゲインを最適化し、圧縮軸とねじり軸双方のイナーシャ補正機能を設定するため簡単な自動調整を行った後、WaveMatrix動的試験ソフトウェアを用いて圧縮-ねじり試験システムを構成しました。この試験は、両方の軸とも最大荷重と最大トルクまで負荷をかけ、その後ドリルビットの最悪の場合の打撃状況を模擬するため、オフセット方形波プロフィルを繰り返して負荷しました。多数の負荷サイクルの後、固着したカーバイドチップをドリルビットの軸部から外すのに必要なトルクを測定し、その後本来の試験を継続しました。固着したカーバイドチップを外すのに必要なトルクは、試験中モニターして報告します。