EN 10002-1は、金属材料の引張試験方法を規定する欧州規格です。この規格は、周囲温度において測定可能な機械特性値を定めています。この試験では、通常、試験片が破断するまで引張ひずみをかけ複数の特性値を測定します。
EN 10002-1にしたがう自動伸び計を用いた金属の引張試験に関しては、インストロンでは、M300伸び計とPartnerソフトウェアを用いた「SATECシリーズLXモデル」試験機あるいは「KNモデル」試験機を推奨します。適合する試験片グリップには、ウェッジグリップあるいはサイドアクショングリップがあり、これらは機械式あるいは油圧式駆動で作動します。
インストロンの「LXモデル」及び「KNモデル」システムは、高帯域の「デジタル信号処理」(DSP)ベースの電子回路と、最大ロードセル容量の1/500までの較正済み測定範囲を具備した高性能の荷重フレームから構成されています。これにより、お客様は単一のロードセルを用いて非常に低い荷重まで試験を行うことができます。
インストロンのM300伸び計は、ゲージ長(Lo)が10 mm(0.39インチ)から200 mm(7.87インチ)までのほぼすべてのサンプルに適合します。その高い測定精度と低いクランプ力により、このM300伸び計は鉄筋バーからノッチ感受性の高い小型の試験サンプルまで、広範囲の試験片の試験に好適です。このM300伸び計は、さまざまな多くのゲージ長の試験の実施能力と試験片に対する自動装着機能をお客様に提供します。この特徴により、典型的な手動でクリップオン伸び計の取付け/取り外しを行うことによって起こる誤りを限定でき、お客様は時間を短縮し、また試験精度を向上させることができます。このようにしてM300伸び計は、試験システムの生産性と処理量を増加させ、ばらつきが減少することにより試験結果の信頼性を改善します。