自動車エンジニアは、安定性、乗り心地、および信頼性を求めて自動車とトラックのサスペンションの設計を行います。中心となる1つの重要な分野は、多くの自動車に組み込まれているショックアブソーバー上のコイルばね、すなわちマクファーソンストラット式のサスペンションです。ストラットあるいはショックアブソーバーにおけるダンパーの摩擦を最小にするため、設計技術者は、ダンパーあるいはショックアブソーバーに対する側面からの荷重とモーメントを最小にする荷重ライン(あるいは荷重ベクトル)となるコイルばねを用います。ダンパーの摩擦を減らすことにより、より良い乗り心地、より良い操縦安定性、及びシールの摩擦低下を得ることができます。これらのばねを設計要求条件に合うように設計・製造するためには、ばねの荷重ラインを高い信頼性で、正確に測定することができなくてはなりません。
この荷重ライン試験に関しては、ばねの試験用にPartnerばね試験ソフトウェアを具備したSF1491荷重ライン試験システムを提供しました。50 kNの荷重容量を有するこのSF1491は、ばねを圧縮し、ばねの上部と下部で正確に荷重中心(貫通点)を測定しました。インストロンでは、軸方向のばね定数と種々の高さ対荷重値も測定しました。お客様は、自社の設計と製造プロセスの適格性を確認し、ばねの生産工程を確立し、そして最終品質管理用の試験を行うため、この試験結果を用いました。