一般的に、プラスチックフィルムはさまざまな製品の保護カバーとして使われています。これらの低剥離力フィルムは、よくLCDの画面や他のこすれやすい表面の保護に使われています。フィルムを剥がすために必要とされる力は、消費者と製造者の両者にとって非常に重要です。フィルムは簡単に剥がれなければなりませんが、接着剤は製品の防護のために損なわれないよう十分な強さでなければなりません。
インストロンでは、
シングルコラム型か
ツインコラム型試験機にのいずれかに、
空気圧式または
手動のネジ式グリップ、そしてフィルムが何から剥されるのかによりゴムコートフェースあるいはフラットフェースを使用することを推奨しています。空気圧式グリップはクランプされた試験片を自動調心してしまうのに対し、ネジ式グリップは手動で試験片をオフセットして取り付けることができます。オフセット取り付けが可能ということは、引張荷重源(このケースでは剥離面)とロードストリングの軸心を合わせることができるので、これによりロードセルにオフセット荷重がかかることを防ぐことができます。薄い(かつ平らで十分な剛性がある)基材からフィルムを剥がす場合、空気圧式グリップを使用することを推奨します。より厚みのあるものからフィルムを剥がす場合には、手動のネジ式グリップが適しているでしょう。
データの取得について考慮することも重要です。これには、お客様の試験機は、正確な平均荷重計算のために試験のピークと谷が確実に捕捉されるよう、一様で高いデータサンプリングレートが必要となるでしょう。さらに、帯域幅も重要な役割を果たします。帯域幅が低すぎると、試験システムを”鈍らせ”、ピークや谷を捕捉し切れないことにつながりうる一方、帯域幅が高すぎると、ノイズにより読み値が悪影響を受けることがあります。