シート状の金属試験アプリケーションでは、降伏強さ、降伏点伸び、極限引張強さ、塑性ひずみ比(r値)やひずみ硬化指数(n値)などの計算を必要とします。これらの計算では、軸ひずみおよび横ひずみの測定のために、従来の接触式伸び計に高い物理的な要求を生じます。試験片が破断するまで十分な計測範囲があり、かつ測定において高い精度を得るために標点間距離が十分に小さくなければなりません。さらに、該当するASTMおよびISO試験規格には、到達しなければならない精度要求があります。
インストロンの調べによると、これらのアプリケーションでビデオ伸び計が使われていることがほとんどないことがわかりました。というのは、金属産業の多くのお客様は従来の接触式伸び計を使っており、結果の信頼性も信用しているからです。伸び計技術の発展は、金属試験のお客様に別の選択肢をもたらし、その一つがインストロンの
高性能ビデオ伸び計 (AVE)です。このソリューションは、軸ひずみと横ひずみデータの同時測定や、ナイフエッジの磨耗やキズなどにより必要となるメンテナンスを減らすだけでなく、試験の生産性を向上させたり、試験を簡単にします。スチール試験片の試験のためのAVEの精度と信頼性を実証する目的で、テストも実施しています。このテストでは、
5582型万能試験機に、10kNのロードセルと50kNのウェッジグリップを取り付け、ヤスリ目フェースを用いました。そして
Bluehill® 2材料試験ソフトウェアを使って試験データを取得しました。