外科用チューブは、排液、フィードチューブ(送液管)、注液などといったさまざまな使い道および外科処置で使用されています。形状も大きさもさまざまで、連結部や付属品も数十通りあります。不具合は患者を危険にさらすことになるので、外科用チューブの機械的特性は極めて重要です。試験要件には、材料の不具合、結合部の不具合、生理学的パラメータのシミュレーションなどがあります。さらに進んだケースでは、屈曲試験によって、動脈血管からの供給時にカテーテル内に生じる摩擦力を評価することもできます。どのような試験用途であれ、正確な測定値を得るためにはチューブが適切にグリップされることが重要です。このことは、外科用チューブそのものの力学的特性の評価にも、またチューブと付属品との間の接続強度の評価にも当てはまります。
試験片によって、
空気圧式コード&ヤーングリップまたは
手動キャプスタングリップを使い分けることをお勧めします。これらのグリップは、試験片が確実にゲージ内で破裂するのに役立ちます。弾性率の測定や降伏の計算には、
非接触型のひずみ測定器を使って伸びを正確に測定してください。また、非接触型伸び計では、ナイフエッジあるいはクリップ式伸び計を使用した際に起こる破壊を防ぐことができます。この試験には、
サイドアクション式スクリューグリップとヤスリ目フェースで構成した
3345万能試験システムを使用しました。外科用付属品の強さとチューブ材料の極限強さを比較しました。
外科用チューブの屈曲試験での摩擦力を評価するような高度な用途の場合、横置きの試験構成をお勧めします。インストロンのソフトウェアをご使用であれば、あらゆる種類のチューブについてさまざまな摩擦力、挿入力、除去力を測定するための独自の試験方法を設計することができます。なお、試験片を生理条件下で試験する必要がある場合は、横置きまたは直立型試験フレームのどちらにも搭載できる環境槽の使用をお勧めします。