ASTM E8、EN 10002-1あるいはISO 6892に関する引張試験を行う際には、多くの場合機械加工済みの試験片を用いて試験を行う必要があります。機械加工済み試験片の一般的な種類の1つとして、ショルダーエンド試験片があります。時に「ダンベル」、「ドッグボーン」あるいは「ボタンエンド」試験片と呼ばれるこの円形の試験片は、試験の際に試験片をグリップするために用いるショルダーエンドを有しています。
ごく最近インストロンは、引張試験用に使用することができる直径0.505インチのショルダーエンド試験片用の試験システムの提供の要望を受けました。必要最大荷重が40,000ポンドに近いため、分割スリーブのショルダーエンド試験片ホルダーと、当社が新たに開発したユニバーサル球面張力アダプター(USTA)を装備したインストロンのSATECシリーズの300LX荷重フレームを供給することとしました。
この300LXの単一試験スペースとデュアルアクチュエータにより、オペレータは簡単に試験片を取り付けられます。分割スリーブのショルダーエンド試験片ホルダーは、きわめて迅速な試験片の交換を可能にします。この試験片ホルダーは、破断時に破壊試験片の端部も保持して、オペレータに対する安全性をさらに高めています。このUSTAアセンブリーは、負荷時に試験片のアライメントを自動的に調整することができるので、ASTM E8、EN 10002-1あるいはISO 6892のアライメント要求事項を容易に満たすことができます。
ひずみを正確に測定するためインストロンでは、ゲージ長が2インチの2630形式のクリップオン伸び計を提供しました。また、Partner材料試験ソフトウェアを利用して、上記の試験規格を満足するために必要なすべての制御パラメータと計算用アルゴリズムを提供しました。さらにPartnerの試験ウィザードテンプレートは、非常に簡単な試験の設定と効果的な試験作業を提供しました。