「速度の減速」は、試験の開始から所定の点までにおける衝撃速度の割合で表わされる「ハンマー」の速度の低下である。国際規格では、計装化衝撃試験時において限定された減速が規定されている。従って、試験が有効であることを立証するためには、このパラメータを監視して報告しなくてはならない。
ASTM D3763では、試験の開始からピーク荷重点までの間に「速度の減速」は20%以下であることと規定している。ISO 6603-2は、全貫入試験時における速度の低下は20%以下であることと規定している。ISO 7765-2では、20%(まで)の「ハンマー」の速度の低下は、許容されると説明している。ISO 179-2は、全貫入試験時における速度の低下は10%以下であることと規定している。これらの要求条件の主な目標は、異なる速度における荷重の適用は異なる影響を及ぼすので、粘弾性挙動を示す材料の試験を行う際に比較可能な結果を保証することである。
参考文献
- ASTM D3763-08
- ISO 6603-2: 2000
- ISO 7765-2: 1994
- ISO 179-2: 1997
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