非接触式ビデオ伸び計

インストロンは1991年に、最初のビデオ伸び計を商品化した後、ひずみ測定における長年の経験とお客様の要望をベースに、最新のモデルの商品化に至っています。

非接触式の伸び計は、今までの接触型のデバイスに対して、次のような多くのメリットがあります:
・試験片に直接影響を与えないので、より正確な結果が得られます。
・慣性やナイフエッジの滑りがないので、再現性のある結果が得られます。
・標点距離が自動測定されるので、オペレータに依らず整合性のある結果が得られます。
・移動部分がないので、メンテナンス費用が低減されます。
・破断時のエネルギー解放に影響されないので、稼働時間が増加します。
・恒温槽を使い、広い温度範囲で使用できますので、広範なアプリケーションで活用できます。

 インストロンは、2機種のビデオ伸び計を用意しています。高性能ビデオ伸び計 2(AVE2)は、金属や複合材料のような剛性材料について、より正確な試験が行えます。この機種は、横方向の測定を行うこともでき、また、デジタル画像相関法(DIC)ソフトウェアも使うことができます。標準式のビデオ伸び計 (SVE2)は、ゴムや薄膜を試験するのに最適です。

操作原理

ひずみは、高解像度デジタルカメラを用い、試験片に付された2つの目立つマークを追跡することにより、測定されます。マークとしては、点や線の形を採用することができ、また、デジタル画像相関法(DIC)ソフトウェアを活用すれば、試験片表面の斑点や自然にある模様を採用することもできます。

リアルタイムの像解析プログラムが、2つの標点マークの中心(オプションとして横方向ひずみ測定が導入されている場合は最大4つのマーク)の位置を特定します。試験片のひずみは、試験開始時のマーク間距離(標点距離)と現在のマーク間距離から計算されます。高い伸びにおいてマークが引き延ばされても、マークの中心を追跡することにより、誤差を排除することができます。

標点距離は、各試験の開始前に自動的に測定され、ひずみの計算に用いられるので、複数のオペレータが少しずつ違ったマーキングをしても、それによる誤差はなくなります。
ビデオ伸び計は、Bluehill Universalソフトウェアに導入されサポートされているので、セットアップや校正、注目する内容の特定が簡単に行えます。いったん試験が開始されると、マークの認識とひずみの測定は自動的に実施されます。

お客様の試験システムがBluehill Universalソフトウェアを使用できない場合、カメラは0-10Vの信号としてひずみを出力します。電圧信号を計測する如何なるテスターがあれば、この信号を利用できます。

適用範囲

•プラスチックや金属、複合材料、テキスタイル、フィルム、エラストマー、紙、部品、生体材料を含む、殆ど全ての材料のひずみ特性を、接触することなく測定できます。
ASTM E8ISO 6892ASTM E517JIS Z2254を含む、金属の試験
ASTM D638ISO 527-2ASTM D882ISO 527-3を含む、プラスチックの試験
ASTM D3039ISO 527-4を含む、複合材料の試験
ASTM D412ISO 37を含む、エラストマーの試験
•最大20Hzまでの、ひずみ制御の動的試験
•インストロンの恒温槽を用いた、室温外温度での試験も行えます。
•負荷の種類:引張り、曲げ、圧縮

アクセサリー