2519シリーズＳビーム静的試験機用ロードセル

この2519シリーズのロードセルは、3300試験システムと共に用いるために設計され、自動認識および自動校正機能により、このシリーズのロードセルも操作しやすくなっています。これらのロードセルは、荷重容量の150%までの荷重に耐えても損傷することがなく、300%までの荷重に耐えても、機械的故障を起こしません。このロードセルは、荷重容量の40%までの重量のグリップまたは治具の自重をオフセットしてゼロ設定することができ、仕様精度は100%維持されます。

インストロンのロードセルはすべて個別に温度補償がされており、国際規格に対してトレーサブルな校正器具による精度と再現性の試験が行われるので、測定の不確かさはロードセルの許容誤差の1/3以下になっています。

インストロンの2519シリーズロードセルは、高精度な荷重変換器で、頑丈で高線形弾性のエレメントに接着されるひずみゲージのブリッジ回路で構成されています。このエレメントに力がかかるとゲージの電気抵抗が変化し、力に比例する信号が出力されます。

このロードセルは、引張、圧縮、片振りおよび両振り繰返し応力に対して、作動するように設計されています。またこのロードセルは広範な測定範囲を有し、荷重容量の1/500までの正確な荷重測定を行うことが可能なため、いくつもロードセルを取り替える必要性がなくなります。

• 荷重容量：±10 N～ ±5 kN
• 広範な試験タイプに適応（引張、圧縮、片振りおよび両振り繰返し応力などを含む）
• ロードセル容量の1/500までの荷重測定により、１つのロードセルの測定範囲が広くなり、ロードセルの数が少なくて済み、またロードセルを取り替える必要性がなくなります。
• 電子シリアル番号を用いた自動認識と自動校正機能により、簡単で間違いの無い操作を実現。
• 耐過負荷能力－損傷のリスクを低減
• 荷重容量の40%の治具重量－広範なグリップ/治具の使用が可能
• ASTM E4、ISO 7500-1クラス0.5、およびJIS B7721、B7733などの荷重測定に関する国際規格に適合