CEAST 9050 振子式試験機
概要
振子式衝撃試験システム、9050シリーズは、シャルピー(バー・パイプ他)試験やアイゾッド試験、ダインスタット試験、引張衝撃法に従い0.5J~50Jのエネルギー範囲の標準的な衝撃条件下での熱可塑性材料の脆性に対する弾性を測定することができます。
特徴
9050シリーズ本体は、金属製の一体化構造で、ハンマーやバイス、固定治具の取り付け・交換が容易になるよう人間工学に基づいて設計されています。本体下部には、ワイド画面で高解像度の多機能タッチスクリーン式ディスプレイが配備され、オペレータはこのディスプレイで試験パラメータを入力し、最終結果を確認できます。接続ポートとしては、シリーズの全モデルに、お客様のネットワークに直接接続できるEthernetポート、プリンタおよびフラッシュメモリー用のUSBポート、PCとの直接接続が可能なRS232ポートをそれぞれ1つずつ装備しています。自己識別型ハンマーは簡易交換機構を備えたフレームに取り付け、非接触型の磁気エンコーダでハンマー速度を電気的に測定できます。
9050手動モデル
9050手動モデルはハンマーの位置決めを手動で行うシステムであり、位置固定、リリースもオペレータが手動で作動させます。オプションで、空気圧式も選択可能です。オペレータの安全性向上のために、透明な安全カバーを装備し、ハンマー動作時にオペレータを保護します。
9050電動モデル
9050電動モデルは、空気圧式のハンマーを標準装備したシステムです。ハンマーの位置決めはモーター駆動で、使いやすく試験効率が向上します。角度エンコーダによるデータ取得トリガーが標準で付属しています。オペレータの安全性向上のために、透明な安全ガードを装備し、ハンマー動作時にオペレータを保護します。
9000シリーズ 振子式衝撃試験システム
インストロンの9000シリーズは、手動、電動タイプより選択でき、棒材/ダンベルからパイプまで、広範囲なサンプルに対して特定の規格に従って、シャルピー試験、アイゾット試験、引張衝撃試験およびダインスタット試験を行うことができるように設計されています。
- 製品
- 9/1/2013
- 3.4 MB