ASTM D6272の試験方法は、型成形やシートなどから型抜きされた矩形で板状のプラスチック、強化プラスチックおよび電気絶縁材料の、4点曲げ法による曲げ特性を求めるための条件を規定しています。この種の曲げ試験には、試験片の中央から等しい距離はなれた2点で荷重をかけられる圧子を備える4点曲げ治具をご使用いただくことを推奨しております。インストロンの4点曲げ治具には、オプションで、ASTM D790で規定される3点曲げ試験を実施できるようにする1点で荷重をかける圧子もあります。

多くの場合で必要とされるその他のアクセサリーにたわみ計(ASTM D6272ではClass Cのたわみ測定機器を要求しています)があります。この装置は、試験中に試験片のたわみを自動的かつ連続的に記録するので、圧縮や曲げアプリケーションで最も頻繁に使用されます。たわみ計は、引張アプリケーションで最もよく使用される伸び計に似ています。