ASTM D4018 自動伸び計を用いた複合材料トウの引張試験
複合短繊維の試験片は、その形状と繊細な性質のため試験の実施が難しいことが知られています。例えば、引張強さと弾性率のような性質は、破壊するまで試験片に負荷をかけることによって測定が行われます。多くの機械試験方法と同様に、正確にひずみを測定することは正しい結果を確実に得るためには不可欠な要素です。
インストロンでは、空気圧式サイドアクション式グリップを装備した5900シリーズ電気機械式フレームおよびAutoX 750自動伸び計を用いて、複合短繊維試験片の試験を行いました。
このAutoX 750伸び計を用いることにより、複合短繊維の試験に際して必要な反復精度を維持しながら正確なデータが得られました。静的クリップオン伸び計の使用と比較すると、AutoX 750伸び計を使用することにより、試験における処理量の増加とオペレーターによる影響の低減に役立ちました。ばらつきを減少させるこのAutoX 750伸び計は、複合短繊維試験片の試験に理想的な伸び計です。
この試験要求事項を十分に理解するためには、インストロンではASTM D4018に目をとおし検討されることを推奨します。
自動接触式伸び計 AutoX
AutoXは、高い精度と大きい移動量を有し、金属、プラスチック、複合材料を含むさまざまな材料に対する理想的な伸び計として機能します。3300、5500、5900電気機械式デュアルコラムシステムと互換性があり、またLX、DX、HDX、LPX静的油圧試験システムとも互換性があります。
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- 6/1/2013
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