TAPPI 規格、紙の引張試験
紙および板紙のアプリケーションは広範囲におよぶため、紙および板紙試験はパルプ・製紙業界にとって重要です。たとえば印刷では、カット紙あるいはロール紙(巻き取り紙)が使用され、 引張強さおよび伸び特性がお客様の厳しい要求を満たしている必要があります。インストロンでは、紙片を試験し、T404の手順に従って破断荷重および破断伸びを測定することによって、紙および板紙の引張破断強さを測定します。パルプ手すき紙試験の追加要件は、T220規格に詳述されています。
引張エネルギー吸収量
紙の引張エネルギー吸収量(TEA: Tensile Energy Absorption)は、グリップ間の紙の表面積に対する荷重-伸び曲線の下の面積(すなわちエネルギー)と定義されています。一般的に、この結果は紙のエネルギー吸収能力特性を表すために使用され(T494を参照ください)、マイクロプロセッサまたはコンピュータを使ってエネルギー計算することで、データの整理が大幅に簡略化されます。
伸びの測定
包装や段ボール、ティッシュなどに使用するとき、紙には、折り畳み性に優れ、局部応力に対して耐性があることが求められます。このため、紙および板紙の伸び量は重要な品質基準です。インストロンでは、最初に上側グリップで試験片を挟んだ後、小さな力を加えてたるみを無くすことを推奨しています。そして、T457で詳細に規定されているように、試験片を指定された時間内で破断するまで引張ります。
湿った後に応力がかかるような紙タオルや紙バッグなどの製品の場合は、多くの工場で、手すき紙から湿潤引張特性が評価され、この評価には、T456に規定されているような特別な固定治具が必要になることがあります。
Bluehill Universal ソフトウェア
Bluehill Universalは、材料試験を全てタッチ操作でスムーズに行える設計。ユーザビリティーを重視した斬新な縦方向の画面レイアウトで、操作パネル上に展開される試験作業空間を大変使いやすく設計しました。この大型画面は統合されたコントローラーを備え、直観的な操作が可能なので、試験経験の個人差に影響を受けず、操作用トレーニングに時間をかけず、今までにない迅速さで試験を始めることができます。
- 製品
- 2/26/2017
- 2.4 MB
2712-04x シリーズ空気圧作動式グリップ
インストロンの 2712-04x シリーズ 空気圧作動式グリップは、使いやすさ、安全性を高めるための効率的なグリップソリューション を提供します。
- 製品
- 5/10/2019
- 2.0 MB
3340 シリーズシングルコラム卓上型モデル
3340 シリーズシングルコラム卓上型モデル
- 製品
- 8/21/2018
- 252.8 KB