玄武岩は、天然の強い緻密なこげ茶色から黒色をした火成岩です。玄武岩は、地殻にもっとも広く含まれている岩石です。その起源は、地下数百キロメートルの深さに始まり、溶融マグマとして地表に到達します。火山岩は、一般的に世界のさまざまな地域で広範に利用することができます。玄武岩は、研磨材、耐磨耗材および耐薬品材料として、産業界において幅広い用途で利用されています。近年、玄武岩繊維強化プラスチック(BFRP)材料と呼ばれる新しい種類のFRP複合材料が開発されています。この材料の性質には、高い強度重量比、低い比重および優れた耐食性と耐疲労特性のようなさまざまな有益な特長があります。近年この材料は、土木構造物に関連する新たな用途が見出されています。鉄筋棒鋼に玄武岩を使用する際には、物

理試験結果において従来のスチール棒鋼の極限引張強度よりも最大4倍の極限引張強度を有していることが示されています。

BFRP複合鉄筋棒鋼の引張試験に関しては、試験片の適切なクランプを保証するため、タブの付いた端部の試験片を作成することが重要です。これにより、試験片が固定具面ではなくゲージ長の範囲内で確実に破断するようになります。この試験に関しては、インストロンは引張試験用に250 kNの容量をもつモデル5985床置型試験機の使用を推奨します。

試験の開始前には、試験片の寸法測定を行ってから250 kNの油圧ウェッジグリップに試験片を設置します。試験片のグリップを行う時点で、試験片保護機能を選び、試験が開始されるまでは負荷の閾値を超えないように設定することが可能です。試験片には、10%の移動能力をもつゲージ長25 mmのひずみゲージ付きのクリップオン方式の伸び計を取り付けます。

Bluehill ®を使用して、試験片パラメータを入力し、希望する試験速度制御値を設定し、自動的に希望する結果と統計データを計算し、最終的に試験報告を作成します。

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