自動注射器試験システム
ペン型注射器とISO11608‐5に準拠する自動注射器のための半自動化試験システム
Instron®自動注射試験システムは、注射器に必要なすべての試験を1回の試験で担う半自動化されたソリューションです。このシステムは、形状が変化するペン型注射器や自動注射器の試験に対応するように設計されており、キャップの取り外し、起動荷重、注射時間、注入量/ボリューム、注射針保護部の解除荷重など、さまざまな重要なデータポイントを、1つの試験メソッド内で測定できます。自動注射器試験システムは、Bluehill® Universal ソフトウェアとテストプロファイラーを搭載した6800 シリーズまたは5900シリーズ万能材料試験機の追加機能としてご利用いただけます。注射時のクリック、注射が完了した後の注射針の長さなど、さらに多くのデータを取得することができるセンサーおよびカメラを追加することができます。
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システム全体は、インターロックされた扉を備えたエンクロージャ内に収められており、扉が開いている間は本体の操作が行えなくなっています。
収集ビーカーは、この秤の上に置きます。このスケールは、排出質量、排出量(導出)、および排出時間を決定するために使用されます。
シャトルは、一回の試験でキャップの取り外しと注入の測定を可能にします。
装置との相互作用には、空気圧駆動の上部およびサイドグリップが利用されます。グリップのフェースを簡単に入れ替えて、形状の違うデバイスに対応できます。これらのグリップは、Bluehillソフトウエア内でプログラムされたデジタルI/O出力を介して制御されます。また、これらのグリップは開状態か閉状態かを判断するデジタル入力も備えています。これは、デバイスが適切に挿入されていることを確認するために使用します。


Cognex社製 カメラ
超小型Cognex社製カメラを筐体内部に設置することができ、鮮明な映像を提供し、注射が完了した後のデバイスの注射針長さを判別することができます。

追加ライブディスプレイ
Cognex社製カメラで撮影した画像を表示するために、モニターを追加して取り付けることができます。また、連続ビデオ用のライブモードに設定することもできます。

聴覚センサー
聴覚センサーを追加して、注入時に発生するクリックを測定時間決定することができます。測定は、ライブチャンネルとしてBluehillに連動されます。

吹き払い弁
この吹き払い弁は、注射器が使用完了した後に最後に残ったわずかな液体を確実に除去するように設定できます。