ケーブルとワイヤの引張試験
電気ケーブルとワイヤは、どのエレクトロニクス・システムにおいても、基本的な部品です。ヘッドフォンや充電ケーブル等のワイヤ状の付属部品は、デバイスおよびユーザーにとって不可欠な部品です。今日の自動車組立において、とりわけ電気自動車では、電気ワイヤやケーブルのハーネス部品が大幅に増加しており、電力やパワートレインの運転制御信号、車載診断機能、ダッシュボード制御等々の伝送に利用されています。
その結果、OEM企業にとって、様々な使用条件におけるケーブルとワイヤの信頼性を把握することが、ますます重要になっています。これら部品の損傷は、製品故障のリスクを増大させ、特に自動車においては重大な問題となります。ケーブルハーネスとワイヤの組立過程では、取り扱いやパッケージングを通じて、損傷のリスクが発生します。環境条件によってケーブルの絶縁が劣化し、銅製導体が露出したり、機能障害を引き起こす可能性もあります。
推奨される試験ソリューション
引張試験は、ケーブルとワイヤの信頼性解析に関して推奨できる機械的試験方法の1つであり、インストロンの6800シリーズおよび3400シリーズ万能材料試験システムで実施できます。
インストロン®は、様々な寸法のケーブルを保持するように設計された、広範なグリップソリューションを用意しており、空気圧式グリップが、ワイヤとハーネスを保持するのに一般的に推奨されます。恒温槽は、インストロンの万能材料試験システムおよびBluehill® Universalソフトウェアと組み合わせて使用でき、予加熱や予冷却等の機能により、試験中に実際の使用条件を再現することが可能です。
伸び計を用いることにより、ひずみとヤング率の測定が可能になり、Bluehill Universalソフトウェアによって得られる引張強度の結果は、OEM企業に対してケーブルの破断に必要な力に関する明確なデータを提供します。特殊な試験片に対しては、インストロンのカスタムソリューショングループが、試験片の制約や要求に基づいて、専用の治具や付属品を開発することができます。
