多軸振動台(MAST)システム
多軸振動台(MAST)システムは、幅広い試験体の振動試験向けに設計されています。振動入力は最大6自由度(6-DOF)で、個別または同時に生成できます。内訳は、3つの並進軸(上下、左右、前後)と、3つの回転軸(ロール、ピッチ、ヨー)です。
実環境では、部品が単一軸方向の振動だけを受けることはほとんどありません。たとえば走行中の車両のシートは、上下・左右・前後に揺さぶられると同時に、揺動やねじれも発生します。MASTシステムは、この複合運動をラボで再現することで、単軸試験よりもはるかに現実的に使用時の挙動を評価でき、開発プロセスの早い段階で弱点を特定できます。
MASTシステムは、耐久性、性能、きしみ・がたつきに関するさまざまな用途に使用できます。きしみ・がたつき試験は、車室内のわずかな異音でも顧客の車両品質の印象を左右し得るため、自動車開発では特に重要です。MASTシステムは、量産前にこれらの騒音源を特定し、除去するのに役立ちます。
MASTシステムには、重いペイロードでの地震シミュレーション向けバリエーションもあり、構造部材や機器を、現実的な地震荷重下で試験できます。
代表的なアプリケーション
- シート、インストルメントパネル、燃料タンクなど、車両部品およびアセンブリの耐久試験
- 内装モジュールおよびトリムのきしみ・がたつき試験
- 電子機器およびバッテリーモジュールの振動試験
- 多軸複合荷重下での性能評価
- 重いペイロードを伴う構造部材および機器の地震シミュレーション



